季節の花(東京都薬用植物園)
カミツレ
(キク科)
撮影日 2021-04-26
植物のある場所 染料香料植物区、ふれあいガーデン
休園中につき直接ご覧いただけませんが、今年の開花状況をご案内するため掲載しております。
欧州原産の越年草で、消炎作用、身体を温めて発汗させる作用があり、感冒などの民間薬として欧州で用いられてきました。
頭花にはリンゴのような芳香があり、ハーブティーとしても人気があります。葉に芳香はありません。咲き進むと頭花の筒状花(黄色いところ)が円錐状〜ドーム状に盛り上がってくるのが目につき、この内部は中空となっていることが特徴です。
単にカミツレといえば本種を指します。ローマカミツレ(ローマンカモミール)は常緑の多年草で、葉にも芳香があり、頭花が中空にならないことで区別できます。
【別名】カモミール、ジャーマンカモミール
【利用部分】頭花
【成分】精油(カマズレン)、フラボノイド
【原産地】ヨーロッパからアジア西部