コリアンダー、パクチー、シャンツァイ（香菜）など、さまざまな名前で親しまれる越年草または一年草です。
若葉は独特の、人により好き嫌いの分かれる香気を持ち、東南アジア料理の香味づけとして欠かせないものとなっています。また果実はコリアンダーシードと呼ばれ、柑橘類のような香りを持ち合わせ、カレーのスパイスとしても重要です。
花はセリ科特有の複散形花序で、小花序の外側を向いた花弁が大きく発達し、1つの花のようにも見えます。
花の周囲に写っている葉の形をみると、パクチーでおなじみの葉の形とはかなり異なり、細く切れ込んでいることに気づくと思います。
おなじみの幅広な葉は、株が若いときにつく葉で、茎の下の方にあり、開花期になると枯れてくる傾向があります。
【原産地】地中海沿岸地方