公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

カミツレ

(キク科)

 

撮影日 2024-04-23

植物のある場所 染料香料植物区、ふれあいガーデン

ヨーロッパ原産の越年草で、消炎作用、身体を温めて発汗させる作用があり、感冒などの民間薬として現地で用いられてきました。
頭花にはリンゴのような芳香があり、ハーブティーとしても人気があります。葉に芳香はありません。咲き進むと舌状花(白い花弁状の部分)が下垂し、筒状花(黄色いところ)が円錐状〜ドーム状に盛り上がってきます。ドーム状の内部が中空となっていることが本種の特徴です。
単にカミツレといえば本種を指します。ローマカミツレ(ローマンカモミール)は常緑の多年草で、葉にも芳香があり、頭花が中空にならないことで区別できます。
【別名】カモミール、ジャーマンカモミール
【利用部分】頭花
【成分】精油(カマズレン)、フラボノイド
【原産地】ヨーロッパからアジア西部

新常用和漢薬集「カミツレ」

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