公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

シロバナムシヨケギク

(キク科)

 

撮影日 2022-05-07

植物のある場所 製薬原料植物区(樽)

マーガレットやフランスギクに似た、花径5-6cmほどの、一重の白い頭花を咲かせます。頭花の内部にある胚珠(種子になる部分)にピレトリン等の殺虫成分を含んでいます。
合成ピレスロイド剤が殺虫剤として普及する昭和30年代まで、瀬戸内海の島などにおいて大規模に栽培され、輸出もされていました。
【生薬名】ジョチュウギク(除虫菊)
【薬用部分】頭花
【用途】蚊取線香など殺虫剤の製造原料
【成分】テルペノイド(ピレトリン等)
【原産地】バルカン半島

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