公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

オオボウシバナ

(ツユクサ科)

 

撮影日 2023-07-01

植物のある場所 染料香料植物区

夏の路傍にみられる青い花の野草、ツユクサの変種(栽培種)で、花はツユクサよりもずっと大きく、4cmほどになります。花の色素を利用するために栽培されます。
この青色色素はコンメリニンとよばれ、水で希釈してゆくと色を失う性質によりきれいに洗い流せるため、友禅染、絞染の下絵描きに用いられます。滋賀県の草津市が有名な産地となっています。
ボウシバナ(帽子花)とはツユクサの別名で、花序を包んでいる半円形の苞を、帽子に見立てた名前と言われています。
一日花であり、晴天の暑い日は10時ころには花がしぼんできます(野生のツユクサと同様)。観察は、午前中がおすすめです。
【別名】アオバナ
【利用部分】花弁
【用途】青色染料:友禅染、絞染などの下絵用
【原産地】栽培種:ツユクサの変種

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