里山や山林の乾いた場所に多く生育する落葉小低木ないし亜低木で、日本特産と考えられています。茎が木化して硬くなり、同一の茎が2年間生きるため、木本植物に分類されていますが、低木と草の中間的な植物、という意味で「亜低木」という分類をすることもあります。 頭花は、当年の春~夏に伸長した茎の先端に咲き、直径は2cmほどで、微かな甘い香りを漂わせます。 コウヤボウキ(高野箒)の和名は、かつて高野山で竹などの有用植物を植えることを禁じたため、落葉したコウヤボウキの枝を集めて箒をつくったことに由来します。 【分布】本州東北以南太平洋側、四国、九州