公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ヤマジノホトトギス

(ユリ科)

 

撮影日 2024-09-24

植物のある場所 林地

山地の樹林下にみられる多年草です。花は各葉腋に1~2個ずつ咲き、白地に紫色の小斑が点在します。
6枚の花被片が、ほぼ平らに開くことが特徴で、名前の似るヤマホトトギスと違って反り返らないのが特徴です。
また、花被片基部に黄色い模様が無いことや、めしべの花柱部と、おしべの全体に斑点が出ないことも、近縁種との区別点となります。
植物園が位置する多摩地域においてはヤマホトトギスよりも数が少なく、丘陵部ではほとんど見られなくなっています。標高のある山地部にはまだ比較的多くみられるものの、シカによる食害等が懸念される状況にあり、東京都のレッドデータブックでは、北多摩・南多摩エリアにおいて、NT(準絶滅危惧相当)に指定されています。
【分布】北海道南西部~九州

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