公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

フジバカマ

(キク科)

準絶滅危惧(NT)

 

撮影日 2024-10-01

植物のある場所 民間薬原料植物区(樽)ほか

秋の七草のひとつとして知られます。今年も猛暑のため、遅れての見頃となりました。
自生のフジバカマは川沿いなどに生育しますが、河川の護岸工事などにより個体数が減少し、準絶滅危惧種となっています。
葉が半乾きのとき「桜もち」に似た芳香を放ちます。衣類の消臭、香り付けなどにも用いられました。
【生薬名】ランソウ(蘭草)
【薬用部分】全草
【用途】民間療法として皮膚のかゆみに浴用剤として用いる。また軽度のむくみ解消に煎用
【成分】トリテルペン、フェニルプロパノイド配糖体など
【原産地】中国原産とされる。日本には関東以西に分布

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