公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ヤマホトトギス

(ユリ科)

 

撮影日 2024-09-21

植物のある場所 林地

丘陵から山地の、おもに広葉樹林下に生育する多年草です。
夏の終わり頃から秋にかけて、茎頂や上部の葉腋から集散状に枝分かれした花序を出し、数個〜数十個の花を咲かせます。花被片が下向きに反り返った姿となるのが特徴で、平開するヤマジノホトトギスや、盃状に開くホトトギスとの区別点となります。
色は、白地に紫色の斑点が入ります。図鑑では、花の中心に立つめしべの花柱部(と雄しべの花糸の合わさった部分)にも斑点が出る、と記されている場合がありますが、斑点の出ない花や個体もありますので(画像の花にも出ていません)、決定的な区別点にはなりません。
多摩丘陵では比較的標高の低い場所にも生育がみられ、個体数も多く、野山で出会う機会の多い種類です。
【分布】北海道南西部から本州・四国・九州・朝鮮半島

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