公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

スイフヨウ

(アオイ科)

開花後間もない花(朝8時)

撮影日 2024-09-20

植物のある場所 温室脇(水生植物区側)

淡紅色に色づいた花(14時)

フヨウの一品種で、朝の開花時は白い花が、時間とともに淡紅色へ変化する特徴があります。
漢字で「酔芙蓉」と書かれ、色変わりの様子を、酒酔いが回って顔が紅潮するさまになぞらえた名前です。一般に八重咲きのものが庭木用などに普及しています。また一重咲きのものもあり、当園ではこちらを植栽しています。
色変化のメカニズムは、開花後の花弁でアントシアニン(色素)の生合成が進むためといわれ、その進行速度は気温に依存します。暑い日は昼頃までにはピンク色となりますが、季節が進んで涼しくなると、夕方でも淡く「ほろ酔い」程度の色づきになります。
【原産地】中国大陸中部

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